はじめに

ニューヨークの駐在から帰任命令が出た時、日本に持って帰るために買い込んだのがTrader Joe’s 、 Whole foods market 、 Fresh Marketで売っている紅茶、ハーブティーでした。

私自身は小学生の時から緑茶が好きでしたが、朝の寝起きは紅茶派で決まってリプトンのイエローラベル。社会人になってもリプトンのテトラポット型ティーバッグを愛用していました。おかしなことに、ニューヨークへの転勤が決まった時も、日本のリプトンのティーバッグをたくさん荷物に詰め込んでいました。

もちろん、日本から持ってきた紅茶は駐在の初期になくなってしまい、現地のスーパーでリプトンのイエローラベル(テトラポット型は売っていない)も買ってみたものの口に合わず(国によって味、茶葉、水が違うため?)、ふとスーパーの棚を見上げてみれば、さすが人種のるつぼ、いろんな趣向の方向けに、いくつもの棚にわけて所狭しと色鮮やかな紅茶・ハーブティーが並んでいました。

そこからは、定番ものとチャレンジするものを買い分けて楽しむ生活が始まりました。ニューヨークのスターバックスでTEAVANAブランド(2017年7月に撤退発表)に出会ったのもその頃です。

紅茶だけではなくて、コーヒーも好きで仕事始まりの朝に一杯と昼食後に一杯飲みます。しかし、それ以上飲むとすぐに胃がもたれてしまいます。

紅茶とコーヒーの違いについて考えてみると、紅茶は葉から抽出され、その葉は太陽の光や空気を吸って栄養を作ります。一方、コーヒーは実である豆から抽出します。

私の感覚ですが、本を読んだりネットの記事をじっくり読んだり、いわゆる”インプット(吸収)”をするときは紅茶が私には向いている気がします。一方、何か資料を作成したり計算をしたりして”アウトプット(結実)”を出すときは、コーヒーが向いている気がしています。要は、シーンによって”飲み分け”があるように思います。

また、アメリカで初めて出会ったのはハーブティーです。日本ではこれほど気軽にハーブに接する機会はありませんでしたし、日本に帰国してあらためてスーパーをみても、あらゆる機能をうたった色とりどりのハーブティーのコーナーはまだ見られません。

その大きな要因は薬事法があり機能性表示ができないことにあるのではないかと思います。高齢化と医療費負担が社会的課題となり、健康寿命が世間の注目を浴びる中、ハーブティーの効能を享受する機会が少ないのは残念に思います。

日本に帰国して以来、ますます紅茶やハーブティーに興味を持っていましたが、2016年に発売されたベストセラー『ライフシフト』を読み100年の人生とエクスプローラーやポートフォリオワーカーの考え方に接しました。

私が身を置いているITや通信の業界は、グローバルに刻一刻と状況が進化し、常に新しい情報を仕入れどんどんパラダイムシフトしなければ取り残されてしまう世界です。しかし、100年の人生の計を建てるならば、刷新していくばかりの能力だけでなく、何年も積み上げて熟練していくような無形資産も大切にしたいと思うようになりました。

なんとなくそれが自分にとって紅茶にあたるかなと思っていた矢先に2017年3月のBRUTUS「New Wave of Tea」特集を手にすることになりました。

当雑誌に掲載されているTea Shopを訪れてみると、親切な店長に日本紅茶協会のティーインストラクター制度をご紹介してもらいました。単なる趣味から体系立てた知識を積み上げた無形資産にするため、早速、2017年4月開講のクラスに申し込んでみることにしました。

そういった経緯で、本サイトは、普段、ビジネスの世界、デジタルの世界に身を置いている自分と習得した紅茶の知識を融合させてオリジナリティをもって蓄積することを目的に開設しました。ビジネス視点で紅茶、ハーブティー市場を眺めつつ、男性がオフィスで飲むのにぴったりな紅茶を追求してみたいと思います。

当サイトへのお問い合わせ、ご指摘などは下記フォームから頂けますと幸いです。