元祖国産紅茶 丸子紅茶 <静岡>

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丸子紅茶は明治の紅茶研究家である多田元吉さんの紅茶製造方法を復活させた紅茶ブランドです。

基本情報

住所:〒421-0103 静岡県静岡市駿河区丸子6775
電話番号:054-259-3798
HP:http://www.marikotea.com/index.html

国産紅茶の元祖と呼ばれるまで

静岡県静岡市の丸子(まりこ)は、国産紅茶発祥の地と言われています。この経緯は丸子紅茶のホームページにも詳しく記載されています。

江戸幕府が大政奉還をして明治政府に移ったとき、富国強兵政策がとられ生糸と共に茶が日本の主要産業であったことは日本史の教科書にもでていたかと思います。実は当時も西洋では緑茶よりも紅茶が人気であることを政府が理解し、付加価値をつけやすい紅茶の製造を試みるようになります。

そこで千葉県出身で長田村(現在の丸子)で茶園を開拓していた多田元吉さんが抜擢されて、1875年に中国、インド(ダージリン、アッサム)、スリランカ(当時セイロン)の視察が命じられます。そうして1877年に帰国して持ち帰ったアッサム種の原木を丸子で栽培し始めます。1881年にはインド式製法で本格的な紅茶製造をはじめたということです。多田元吉さんは1896年に68歳で丸子の地で亡くなっています。

一時は栄えた日本の国産紅茶製作も、第二次大戦を経て1971年に紅茶の輸入が自由化されると日本の茶園で紅茶作りをする人たちがほとんどいなくなってしまいます。そのような中、幼少期から多田元吉さんの話を聞いていた村松二六さんは1989年に多田元吉さんの残した茶樹を移植して大切に育て国産紅茶製造の灯を守り、1991年には丸子紅茶のブランド名で販売開始します。

日本中の和紅茶ファンに愛される紅茶

多田元吉さんの国産紅茶を現在によみがえらせた村松二六さんは全国から訪れる茶農家にも自身で開発した紅茶製造方法を惜しげもなく伝達されているそうです。

和紅茶をめぐる静岡ツアーでも記載のとおり、静岡市の名の知れたレストランでは丸子紅茶を取り入れていますし、静岡のホテルなどでもお土産として置かれていることがあるようです。

やはり静岡は、さすがお茶所の底力を感じさせる茶農家さんが多いように感じられます。

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