LIPTON リプトンは、ユニリーバによって提供されている日本でもっとも普及している紅茶ブランドです。
電話:0120-238-827
HP:http://www.lipton.jp/
リプトンといえば日本で最も普及している紅茶ブランドだと思います。ティーバッグやリーフはユニリーバが製造し、缶、瓶、ペットボトルのドリンクはサントリーが製造して、紙パック、チルドカップのドリンクは森永乳業が製造しているそうで、それぞれマーケティングに優れた企業の連合で圧倒的地位を築いているように思います。
イエローラベルは大衆向けで特に西日本では一番人気があるようで、そのほかにも少し高級路線でサートーマスリプトンシリーズも提供されています。
そんなリプトンの歴史は1850年にさかのぼります。
1850年 リプトンの創業者トーマスリプトンがスコットランドのグラスゴーの小さな食料品店に生まれます(Wikipediaでは1848年とも書かれています)。TWININGSもLIPTONも創業者がThomasさんなのは不思議な縁です。(生誕は150年以上違いますが。)15歳で単身渡米し、ヴァージニア州のタバコ農園などで働いたあと、ニューヨークの百貨店の食料品売り場に職を見つけ、仕入れ、販売、接客、宣伝の能力を身につけます。
1871年 21歳でグラスゴーへ戻り、ニューヨークで得た500ドルを使ってチーズ、ハム、ベーコンなどを扱う食料品店をオープンさせ類い稀なマーケティング能力によってお店を拡大し1880年には20店舗にまで拡大したそうです。
イギリスが紅茶ブームにわく中、紅茶会社がリプトンの食料品店にも売り込みにくるわけですが、自身で買い付けた方が安くなると考え独自でティーブレンダ―を採用して1888年に紅茶の価格破壊を展開しました。これによって上流階層の飲み物から、一気に庶民レベルが楽しめる紅茶となりました。
1890年 トーマスはスリランカ(セイロン島)に旅立ち、ウバ・プロヴァンスに22万平方KMの茶園用の土地を入手します。やがて食料品ではなく紅茶の輸入で名が知られるようになります。
1895年に「英国王室御用達の茶商」の称号を得ます。
1931年にロンドン郊外のオースィッジの自宅で亡くなりました。
1938年にユニリーバがリプトンの北米でのビジネスを買収し、その後1972年までに全ビジネスを買収することになりました。
日本には1906年に明治屋が輸入を開始し、1930年には京都に福永兵蔵が「リプトン本社直轄喫茶部 極東支店」をひらきます。1961年にティーバッグタイプのリプトンブランドが日本国内にいっきにひろまったということです。1971年に国内紅茶市場の40%のシェアを保有していたリプトンは、神戸にリプトンジャパン株式会社を設立しました。
銀座にTea House GINZAを開設し、Tea Schoolも開催しています。
※リプトンイエローラベル1包11円 サートーマスリプトン イングリッシュブレックファスト1包27円 セイロン リーフティー 100g1512円
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